リハビリテーション×アクセラレーター=イノベーション

リハビリテーションが必要な方に必要なだけ必要なときに提供出来る仕組みと、制度を作るための学習的な事を書いています。

改めて2割負担にもの申す。

8月から介護保険料自己負担額が一部変更になったのは皆さんご存知かと思います。

収入に応じた負担額に変わりました。

利用者さんも7月中旬からだいぶソワソワしだして、先週あたりから通知が来はじめたようです。

利用回数を制限した方1名。

利用見送りになった方1名。

出ました。利用制限。

見送りになった方は、開設間もない時期より利用していただいた方。

男性で90代間近で高齢者世帯。奥さまも利用していただいてます。

奥さまに介護負担を掛けまいと頑張って来られた方です。

2年くらい関わっているなかで、入院2回。それでも戻ってきてくれて、自分と奥様のために一生懸命身体を動かしていました。

正直言って、今の運動ペースが無くなると、あっという間に活動性が低下し、生活動作に支障が出そうです。

負担額が倍になると困る家庭の事情がそれぞれあるのです。例えば住宅の改修が必要とかね、家庭内の事情が。あるんです。

必要な人に必要なだけリハビリテーションを提供したいという思い。

しかしながら、現実、必要な方が利用できなくなる制度。

悔しさと無念さ。

住み慣れた地域でその人らしくいきいきと暮らしていけるためのサポート。を、我々は謳っています。

頑張る人の足を引っ張るような制度に疑問を感じています。

社会保障費云々。わかってます。

利用を継続するメリットが伝えられていなかった。

かもしれません。

それは反省課題です。

それより以前に、現役時代に、国のため、社会のため、一生懸命働いたから高額な所得をもらっていたかもしれない。だから年金必然的に年金受給額や世帯収入が増えたかもしれない。

本人様も、非常に無念です。辞めたくはなかったけど申し訳ない。

と、話されていました。

だんだんこれ、エスカレートしていきませんか?

この制度を皮切りに、頑張らなきゃいけない高齢者をもっといじめるような制度がまた出来そうな気がしてなりません。

ある程度の制限は仕方の無いことかと思います。

必要な方には必要なサービスが提供できる仕組みを作らなきゃと思います。

現場で利用者さんと関わっている我々がやらなきゃいけないのだと思います。