リハビリテーション×アクセラレーター=イノベーション

リハビリテーションが必要な方に必要なだけ必要なときに提供出来る仕組みと、制度を作るための学習的な事を書いています。

ちょっと頭の整理を・・・

すっかり週1回更新になってしまった当ブログですが。・。・。

みなさんこんばんは。きむらです。

(頭の整理のために書いてます。まとまりないですよ)

今週はシルバーウィーク(ネーミング考えた方がいいのでは・・・)

ということで、前半は1泊2日で自然に囲まれて癒されて来ました。

那須です。コミュニティーガーデン那須倶楽部というキャンプ場です。

サイトの区分けなど無く、芝生の広場におのおのが自由に設営している

とてもアットホームで感じの良いキャンプ場でした。

豪雨被害のある地で大変不謹慎かと考えましたが、栃木に少しでも

金銭的に足しにあなりますようにと祈りつつ行って来ました。

(気分害された方がいたら申し訳ありません)

2015092016050000.jpg

癒しを求めに行ったというのも、今週末からは新しい事を2つ同時に始める

からです。

ひとつは、社会保険労務士試験に向けた試験勉強の為の講座が始まる。

これは、毎週土曜日の昼間、3月までの講座。独学で頑張るにも限界があると

先輩からのアドバイスもあり、多少お金が掛かるけどテキスト付だと言う事もあり

受講する事に。正直、まったく予備知識無しで臨むので不安がいっぱい。

でも、労務関係の事とか、保険の知識は少しあるので、何とかなるかな。

もうひとつは、前回記事にもした「地域ヘルスケアビジネス創出支援人材育成

プログラム」(なんて長い名前だ。。。)

が金曜日から始まる。こちらは、不定期開催で全7回の日程となっている。

まさにこれこそ未知の領域である。きっとセラピスト自分だけなんだろうな。

みんなMBA持ってたり、色んな資格もっていたりするんだろうな。

おそらくこの時点で既にビクビクしております。ついていけるのか!

そもそも何の目的で新しい事を始めようかと決めたのか。

話せばものすごく長くなって、きっと途中で読む気が無くなるだろうから

はしょって説明させていただきたいと思います。

最近もそうですが、FBで理学療法士の起業とか開業とかの記事が

タイムラインを流れていたり、揉むだけ療法士といった記事もあったり

してます。後者の揉むだけ○○は自分が学生の頃から何にも変わって

いないです。果たしてそれで費用対効果のあるリハビリテーションが実践

出来ているのだろうかと、当時も疑問を持ちつつ働いていた記憶があります。

記事にしてくださった方に感謝したいです。

前者は、ここ数年の流れですかね。「整体院」とかは確かに誰でも開業

することが出来ますから。ただ、諸々の関係法令上、「理学療法士」と名乗る

のは良くないです。治るとかを謳ってももダメです。

いま、リハビリテーション関係職種(PT、OT、ST)は約15万人います。

理学療法士協会は半世紀、50年の歴史を積み重ねてきています。

ここに至るまでの経緯や大変さ、苦労などはたまに会員番号3桁とか4桁

の先生方にお聞きするくらいで、我々の時代でも知らないことばかりです。

そのような諸先輩が誰が、色々な調整を沢山して、関係各団体とのバランス

をみながら現在があるのです。そういった苦労や積み重ねてきた事が

ひっくり返らないように、慎重に行動してもらいたいと思います。

話がだいぶ逸れました。

大前提として、私は理学療法士という資格を取得し、それを活かして社会に

貢献できることを本当に誇りに思っています。自分の天職であるとさえ

思っています。仕事が大好きです。理学療法士の可能性はまだまだある。

そう確信しています。

しかし、理学療法の、または関連職種の5年後や10年後がまったくイメージ

できません。医療保険の改訂、介護保険の改訂、制度リスクが高い状況

がこの先何年も続く事は明白です。アベノミクス骨太の方針にもあるように

社会保障費の抑制は、2020年までのプライマリーバランス均衡化を推し進める

政府方針からしたら、当然のように利用者、医療機関、介護事業所、福祉関係

に負担を更に求めてくるはずです。

でも、社会保障費を抑える事が出来る唯一の職種は療法士だと胸を張って

言えます。予防関連だけに留まらず、生活習慣病などの内部疾患への予防も

含めた関わり、企業内での健康増進活動や腰痛等のケア、地域でのよろず

活動、もちろん今までのリハビリテーションの一環としての理学療法

まだまだ活躍のステージはあるけれども、寝たきりにならないような仕組み

を作る事。病気になりにくい身体を作る事。病気になっても社会とつながりが

持てて、なにか興味の持てる活動が出来る支援をする事。地域の方々に

リハビリテーションの啓蒙活動が出来る事。とかたくさんある!

臨床時代によく意図していたのは、担当している利用者さんを「プチPT」

にすることでした。自分の持っている知識や技術を出来る限り利用者さんや

その家族に提供し、自分の身体を理解してもらい、動ける動けないを理解して

もらい、何が出来て何が出来ないかを理解してもらい、どうしたらいいかの

考え方を治療時間以上に費やしていました。

それは置いといて。

療法士さんの真価が問われているのは、今年と来年だと思います。

お役人さんや政府の方々は、内容までは分かりません。大事なのは我々が

関与した事によって、どれだけの費用が抑制できたのか。どれだけの方の

健康維持に役立ったのかを定量的に評価することです。

費用対効果で判断するしかないのです。ですので、取り組みを始めて、データ

をたくさん集めて、自分達の実績をアピールしなくてはいけません。

だから前述のような揉むだけリハビリとかは考えていかなくてはならない。

でも、ここ10年以上何にも変わっていない。

ということは、理学療法だけでなく、プラスアルファの能力が必然的に

求められてきます。療法士が頑張れば世の中が少し変わるんだと

今もこれからも揺るがないと思います。多くのリハビリテーションが必要な

方に必要なだけ提供出来るような仕組みを早急に作らなくてはいけない

と常に考えております。結果の出せるリハビリテーションで無くては意味が

ありません。多くの対象者に応える義務があると感じています。

つまり、療法士の職域をもっと常識では思いつかないような分野まで拡大

していかなくてはならないという事になります。

でないと生活が出来ません。療法士の給料どうですか?かなり下がったと

思いませんか。そのお給料で結婚して子供育てて家建てて老後を安心して

暮らしていけますか?たぶん難しいでしょう。

自分の働く場所、若い療法士さんたちの働く場所を何とかして確保して

いかなくっちゃと勝手に使命感を持って日々動いております。

(本当に長くなってしまった・・・)

で、何故に社会保険労務士(社労士)かというと、これから独立して事業

を作る療法士も増えてくるでしょう。同時に、介護事業所や地域の会社

などで働く療法士も増えてくるでしょう。そういう時に、きちんと法令を遵守

した運営や営業をしてもらいたいという願いと、働き方を考えて欲しい

という、つまりワークライフバランスを経営者に意識してもらいたいという

願い。あとは、介護業界は昔の3K(きつい、きたない、給料安い)とか「ブラック」

と言われる事があるかと思いますが、そういった事業所を減らしたい。

そこで働くスタッフが幸せになれるような経営支援やアドバイスが出来る

理学社労士を目指したいと思っています。実際、いくつもの事業所を見て

きたけど、酷い労働環境でもスタッフは何とか頑張っている。

介護人材が足りなくなるといわれているこのご時勢に、介護スタッフ

は大変な思いをしている方が多いのです(一般的にですよ)

特に、人の為になりたいという心優しい人間性のある方が多い業界

です。多少しんどくても我慢してしまう。でも人手不足だから次々と辞める。

残されたスタッフにもっと負担がのしかかり、精神的に参ってしまう。

そしてまた人手不足になる。という負のスパイラル。

支えが必要な要介護者が支えられないと困るのは家族です。

介護離職が増えると困るのは企業です。企業が困って業績が低下すると

法人税収入が減ります。そうすると取れるところから取らなくてはならなくなり

最後は国民の負担がもっと増える。というものすごい乱暴なストーリー

ですが、あながち間違ってはいません。

対策は色々とあるけれど、自分が出来る行動はこの業界の労務を適性に

して、介護や医療で働きたいと思える人を作る事。そういう素敵な会社に

支援先をしていくこと。です。そのために知識として資格が必要なんです。

あーつかれた。。。

地域創出についての記事は明日以降にします。

まぁ、本当に頭の整理として書きました。